タカツテムの徒然雑記

主にアニメや漫画・ライトノベルの感想を投稿するブログとなっています。

転生悪女の黒歴史 死亡フラグ2感想

死亡フラグ2盆踊りより舞踏会

佐藤コノハは現世に居た頃から好きな人が異世界に居るとか、現実の友達を求めずに妄想の世界に浸ったりと逃避癖が見て取れる。そんな彼女にとって少しの下手でソルに命が狙われるかもしれない状況は逃れたいものの筈
黒歴史世界においてイレギュラーであり、本当に平和に生きたいならそもそもコノハ達と関わらなければ良いイアナがそれでも自分が創作したキャラクター達の傍に居続けようと思う動機が描かれた回となったような

当初こそ自分の理想の姿であるコノハと過ごせる事を喜んでいたようだけど、コノハを主役とする世界ではあらゆる脅威が彼女へ向かう。すると彼女を助けられない罪でイアナの命も危険になると
イアナが自分の身可愛さに走るなら、コノハへの関わりを最小限にして危険にも飛び込まなければ良い。それでも彼女がコノハを守る為に駆け出してしまったのは、それこそ守りたかったからなのだろうね
あの黒歴史世界は佐藤コノハの想いを詰め込んだ世界だから見捨てられない

この傾向は特にコノハに対して強く向けられているね
自分を庇ってくれたという恩もあるのだろうけど、何の力も持たない彼女を我が身に変えても守ろうとする。それはまるで母親かのよう
だから、コノハの平穏が確信できたら自分の命も放棄しそうになってしまう
けど、見捨てないという意味では創作キャラクターから返ってくるものもあるようで。コノハは自分の足を慮ってくれたと感じたイアナの行方を案じるし、イアナを殺すべきか迷うソルは彼女の本性を見極めたいと考えている
黒歴史は絶対でも、そこに生きるキャラクターはイアナの想像を超えてくる。彼女の知らない情景が在る
あの世界を生み出した親だから出来る限り付き合いたいと願う、そのような心を感じられたよ

魔法使いの嫁 (23) 感想

《母の墓》という一族のみが利用する特殊な洞穴、最初のイメージでは一族のみ迎える作りになっているかと想像していたけど、潜ってみるとむしろ一族の者だけを試す作りとなっていたような
チセでも見えない誘いはゾーイにしか見えないもの。けれど、同時にその誘いはゾーイを拒絶するものにもなっている
その誘いに籠められた想いはきっとどちらも本物でどちらも偽物。それこそがゾーイに課せられた試練だったのだろうね

神と人の間に生まれた《母》が投げ掛ける問いは「どちらを選ぶのか?」
《母》にとってその問いの意味は人か神か。けれど、あれが誘いである以上、《母》が導こうとしているのは自分と近しく同じ選択である、人よりも神に近い在り方だったのかな
それだけにゾーイが選んで、けれど選ばなかった在り方がとても尊いものであるように感じられたよ。一族の中で人と蛇髪族の間に生まれたゾーイは中途半端でどちらでもない存在。きっと彼としてはどちらかの存在に成りたいと思う瞬間なんて幾らでもあったろうけど、それは両親のどちらかを選ばないという話になってしまう。だけど、それは彼にとってこわい選択肢で
だから迷いを自覚しつつどちらも望み続けようと藻掻くゾーイの在り方は《母》が捨てた筈の人の姿を取り戻させるものとなったのかもしれないね
ゾーイはどちらかに傾くのではなく、両者を尊ぶ在り方を選んだ

ルーシーが解呪の中で行ったのもそれに近い感覚を持つのかもしれない
ルーシーにとって自分に悪意を向け、過去にはゾーイへの苛めも行っていた春有明は率先して助けたいとは思えない相手
だからか、春有明の心に潜り込んだルーシーが彼女に投げ掛けるのも助けたいという想いではないね。生きるのが下手な彼女を罵倒して、お前が選んだ在り方は間違っているのだと直視させてしまうもの

そうして得られた解決は果たして正しいものだったのか…
有明を苦しめていた目も記憶も無くなった。それは限定的に見れば幸福なのかもしれない。けれど、それは春有明があのままの姿で生きた先で選べたかもしれない別の在り方を奪うものでも在る
この結果はゾーイとルーシーが彼女に抱いていた助けたいと傷つけたいの感情が具現化したようなものに見えてしまったよ

満足できない結果、もっと他の遣り方が有ったのではないかと悔いを覚える結末
だからこそ「次」の時に自分は何を選ぶかをより意識させるものとなるのかもしれないね


セント=ジョージの依頼で始まる新たな探訪は新たな出会いを齎すものに。というか、何とも珍しいメンバーで出発したね
チセやヴァイオレット、ジャスミンが子供だからいつもの感覚で人員構成を見てしまうけど、どちらかというとこれは大人が対処すべき問題であり、チセ達は大人への入口に立っているとして調査を任されていると見るべきなんだろうな
だからか、事態を最も見ているリオは子供であるとして厄介者扱いされてしまう

ただ、確かにリオって中途半端ではあるんだよね
「隣人」がそこに居ると感じられはするし歌声も聴こえる。けれどそれ以上は持ち得ていないし、似たような症状を持つアイラを守る事も出来なかった
それは望みを叶える方法を持たないという点で子供と形容するしか無い存在

だとしたら河狸幻の嘆きを聞き、自ら助けを振り解いた彼は何かが出来た、子供から脱し始めた存在と言えるのかな?
まあ、そう考えるには誰よりも年齢が高い人物が登場した事で有耶無耶になってしまった感が無くもないが。てか、リンデルがチセ達の近くまでやって来るとは思わなかったな

アルマちゃんは家族になりたい 第2話感想

第2話いただきます

アルマは兵器として作られた筈が娘ポジションと成り、連鎖的にエンジとスズメを夫婦として結びつける特異な役割となったのだけど、続く2話は早くもその関係性に変化球が見られたね
料理が全く出来ないスズメに料理指南を行うアルマは彼女こそ母親かのよう。てか、この点に関してはスズメの酷さがギャグとして処理するのも難しいレベルだったのもあるけど
アルマがお世話する事で上出来となったハンバーグ、それはアルマこそ親心を発揮しているようで居て、娘が両親の仲を取り持っているようでも有ったね

物音を立てるロボット掃除機を捕まえようとするアルマの姿はとても猫っぽいけど、関係性的にはロボット掃除機こそアルマの兄ポジション。ならあれは兄が妹と遊んでやった光景なんて捉える事も出来るかもしれないね
妹と言うには世話力の高すぎるトキはまるで母親かのよう。エンジの面倒を見るトキはスズメの立場を奪う存在…かと思いきや、スズメの着替えを片付けようとして反発を食らう光景により、スズメにとっても母親ポジとなるのは面白い
アルマだけでなくトキからもそういう関係と扱われ、二人は続々と外堀を埋められているよ(笑)

ウマ娘 シンデレラグレイ 第15話感想

第15話僕達の物語

今回は完全にシンデレラストーリー味のある話となったね
これまではガラスの脚で良い成績を残している訳では無い。世間からの注目が有る訳でも無い。誰からも見向きもされなかったクリークがまるで魔法使いかのような奈瀬文乃と出会った事で舞踏会の切符を手にしたようなお話
文乃は外部から奇跡はやってくる事を信じているようだったけど、クリークにとって彼女と巡り会えた事がもう奇跡という点は良かったな。彼女は勝利を奇跡とするのではなく、出会いを奇跡と定義した訳だ

他方で奇跡が何度も起こらない事も事実。クリークにとって文乃と出会えた時点で奇跡の魔法は既に使用してしまった。だから菊花賞では奇跡に頼らない勝利が求められる
ここでヤエノが行ったのも奇跡に頼らない走法、自分が取るべきポジションを押さえ、その場その場で適切な判断を行っている
対してクリークは冷静な判断を行っているね。六平でさえ驚愕する一瞬だけ存在するルート、それは奇跡でも何でもなく、長距離を走り続ける中で判断を毎瞬行っていないと潜り込めない奇跡のルート。そのような道を辿られたら、他の道を選ぶ判断は全て凡策となる

クリークが辿り着いた勝利は奇跡のようなものであっても奇跡ではなく当然の勝利とまで言えるのかもしれない。だから観客も彼女の勝利に賞賛を送る。文乃という魔法使いと出会った彼女は無事にシンデレラとして花開いたわけだ
他方で敗者であるヤエノの描き方も良かったね。彼女は適切な道を的確に選んだ筈なのに負けてしまった。それは限界という壁に直面してしまったかのよう。それでも師範代の一喝を受けて、戦い続ける道を選んだ彼女は奇跡など関係なく勝利を目指すのだと感じられたよ
そして、世界の強者が集まり始めたラストにもうすぐ訪れるだろうジャパンカップへの期待が高まるのを感じたよ

恋文と13歳の女優 7 感想

感情を昂らせた文乃から抱き着かれる状況、一色のトラウマスイッチが発動するかと思いきや、そうはならなかったね
その点は良かった…。ホント、一色のトラウマって発動したが最後、文乃と一色の関係が終わってしまうかのような危うさがあるんだよな……

今回、女の涙という武器まで披露されたのに、一色に過度な動揺は見られず。これって一色の中で文乃が本気で恋をしているなんて欠片も想像していないから、あの抱き着きも額面通りにしか受け取っていないんだろうな…
けど、文乃がそのような感情を抱いているなんて本気で捉えていないからこそ、一色は彼女の傍に居られるとも考えられるんだけどね……


32話辺りからは少し珍しめな話が
文乃って人気子役として登場して、現在も揺るぎない人気を築きつつある幼き女優。それだけに彼女には穏便ではない注目が集まる事態も有り得るのだろうけど、今回は文乃個人を狙ったというより文乃が居る中学の女子生徒を狙った感じだったのかな?
だとしたら、必ずしも文乃に被害が及ぶとは言えないし、実際に被害が出るかも判らない。けれど、もしもの事が起きたら遅いという意味では一色の対応が望まれる事態

その意味では実乃梨の参加により助かった部分はあれど、彼女とてこのような事態には関わるべきではなかったとも言えるんだよね
ただ、実乃梨の中では一色が前職を急に辞めた理由が見えないから彼を信頼しきれない。一色もそこは完全にプライベート領域だからわざわざ話す必要もない
結果、実乃梨の中で一色への信頼度は変わらない
今回はその不審感が役立った感じかな?それとも実乃梨が居なくても問題なく対処できたのだろうか?33話冒頭の描写からだと、その辺がどうにも読み取れないな…

さておき、あのシーンの対処から見えてくるのは現状の文乃にとって一色は完全に親代わりの存在となっている点だね
不審者を追いかけようとした一色を引き止めた。事後の帰宅も一色が連れ添う形になった。あれは心情的も社会的にも文乃が頼る相手は一色だと定義されたようなもの
これは一色の中で文乃を恋愛対象として見る可能性が減り、更に文乃に今後何かあった際に一色がメンタルダメージを受ける可能性が高まったような気がする…

ただし、現状では恋愛心が通じていなかったとしても、一色と文乃の関係は良好。余計な茶々が差し込まれる隙はない
……と、油断していたらラストになんか世界観の違う少女が現れたね!?彼女が言う「奥の方」って前職とかその辺を指しているんだろうか?え、この娘が関わってくる事で一色と文乃の関係に危機が訪れたりするの?マジで?

86―エイティシックス―Ep.14 ―ペイント・イット・ブラック― 感想

前巻ラスト、人の悪意が溢れ出した事に拠って出現した86区の再現には度肝を抜かれ、そして続くこの巻の内容には恐怖ばかり覚えていた。その為に読み始める際はそれなりの気力が必要だったのだけど…
開いてみれば意外な程に希望に満ちている内容だとも感じられたよ。絶望なんて無いという意味ではなく絶望を知っているからこそ希望を忘れないという抵抗の精神性。かつては共和国という国の中ですら86区に放り込まれた一部のエイティシックスしか掲げていなかった精神性が、死が間近に迫る戦場にて改めて掲げられる様には感動すら覚えるよ
ただ、そのような言葉で誤魔化せる程には希望ある戦場でもないというのも事実ではあるんだけど


連邦で生じた戦場隔離は共和国で行われたものと瓜二つなようで居てその内実は異なるものだね
国策として戦場と市街を切り離し戦闘員と定めた者達を戦場から逃げられないようにした。その点は同じでも、あくまでも軍部が大混乱に陥っていた人心を落ち着かせ且つ将来的な勝利を手にする為に意図的な愚策として行った点は異なる
だからか<戦史編纂室>なんてものが設けられるし、レーナは変わらずシン達を指揮出来る。また、戦場への補給も共和国とも大違い。連邦は正義たらんとする誇りが人民の心が腐ろうとも、国としては腐ってなるものかとかろうじて踏み留まっている。それが結果的に戦場へも届き、彼らの精神を本当の意味で腐らせずに済ませている

特にリュストカマー基地において、本作の最序盤にて犠牲になったクジョーが掲げていた標語が蘇るのは感慨深いね
あの頃は矜持だけでもと守る為に掲げていた「笑えなくなったら負け」という精神性、それが今は戦いの先に待っている勝利の為に、つまりは本当に勝ちを目指して掲げ直されるのは印象的な情景。あの頃のお陰なんて言うのは間違っているのだろうけど、エイティシックスが86区を生き残ったからこそ意味のある言葉として隔離された戦場でも活きているように感じられる

そのような精神性が行き渡っているから、あのような戦場であろうとも未来を志向する者が居るんだよね。ミチヒが新しいお菓子を考案して施策したように、トールが再び幸せを求める為に勉強を再開したように、負傷の為に戦場から遠ざかっていたセオが自らの意思で戻ってきたように
あの戦場は86区のようでいて全く異なる場所だと判る

また、そうした抵抗の精神性が戦場だけでなく、少しだけ連邦の内部でも活きていると知れるのは良いな
共和国の頃はレーナが無知なままに孤独な抵抗をするしか無かった。けれど、連邦ではニュースキャスターがラジオを通じて“楽しさ”を忘れずに居られるよう抵抗している。そして、その抵抗は薄く広く行き渡っていると感じられる
悪意に抵抗しようとしている者は壁の外にも内にも確実に存在している

そう実感できたからこそ、エイティシックスの中心人物であるシンを支えるライデンの心が堕ちそうだったというのは何とも言えない感覚に陥ってしまったな…
シンも一時は悪意に陥りかけていた類いだし、他の者も全く心によぎらなかったと言えば嘘になるだろう考え方。それでも、ライデンだけはああした考え方に陥るとは思わなかったからなぁ……
これってシンとライデンの視点が変わってしまったという背景もあるのだろうなと思える。シンは戦帝として恐れられる中で、自らへの悪意を利用して連邦軍を未来に亘って結束させようとしている。また、総隊長として部隊を纏めつつ上との交渉も行っている。それはもはや政治家か官僚的な立ち位置かもしれず
だとしたら、シンを支える相棒をやっていれば良かったライデンとは心の拠り所が大きく異なってしまっていたのは仕方ないかもしれない話なんだよね…

それだけに二人を公平な視点で見遣れるセオが戻ってきたのは本当に良かったよ
セオとて少し違う形でシンを支えてきた人物で、シンにもライデンにも言いたい事が言える人物。セオのお陰でライデンは自分の心が戦場の悪意に染まりかけていたと自覚できた
これ、自覚できたのがあの精神撹乱型出現の前で本当に良かったよね…。てか、レギオンはいつだって人類に最悪な作戦を仕掛けてくるけど、今回のはとびきりですよ……。トラウマを想起させるとか人の心無いんかと言いたくなる。まあ、レギオンに心は無いんだけども


新たな危機、意識喪失のシン。それでも状況に抵抗しなければならないなら、今度はライデンが矢面に立つ事になる。そうすれば理解できるようになるのはシンの立場だね
これまで支えるだけで良かったシンがどれだけの苦悩の中で己を律していたかを理解できた。おまけにフレデリカからイイ感じの叱咤激励も貰えた
一度は堕ちかけたからこそ何に抵抗しなければならないのかを知り、86区を生き残ったからこそ何を掲げれば良いかを知り。そうしてライデンが起こした新たな抵抗は悪意に満ちた状況を変えるきっかけとなるね
何も全員が変われた訳でも己の悪意に気付けたという訳でもない。けれど、すぐ近くにいる“自分とは違うもの”と思い込んでいた相手を“自分と同じような人間”だと気付けた。それは何よりも大きな力を持つ抵抗の種であるように思えたよ……

ライデンが戦場で抵抗するなら、シンは心での抵抗を行う。まさか今更になってレギオンが降伏勧告をするだなんて
それはまだ絶望も希望もレギオンの無惨さすら知らなかった頃の弱い心であれば惹きつけられたかもしれない誘惑。けれど堕ちずに人間で在り続けると決意したシンだからノゥ・フェイスの勧誘は効かない。シンの心に迷いはない
同様に共和国の戦場も連邦での戦場も数多く経験し、誰と共に戦うかに迷いのないレーナがシンの危機に駆けつける様は良かったなぁ
状況を理解しきれているわけではない。それでも自分が何をすべきかは知っていた。彼女も抵抗の遣り方を心得ている。だからシンも弱りきっていた心を明かして彼女を頼ることが出来たのだろうね…


幾つもの抵抗の果てに遂にエイティシックスやレーナが向かい合うべき敵の正体が判然とした。そして逆転への一手は探り続けられている。状況は悪くても最悪ではない
だというのに、ラストに何かとんでもない事が起こってない?あれ、どういう事態?

ウマ娘 シンデレラグレイ 第14話感想

第14話新たな山

2クール目がマーチ主役のエピソードから始まるのは特別感が有って良いね
最初期こそオグリのライバルキャラというポジションで登場しながら、オグリがトントン拍子で出世してしまった為に置いてかれてしまった感のある彼女
それはレースに例えれば遥か後方に置き去り、なんて捉える事も出来る。そりゃサウザンもこちらを見ろと罵倒するというもの
マーチは此処に居るようで此処に居ない。そんな走りをしているように思われてしまう

故に彼女が出した結論が良かったな
マーチは此処には居ないけれど此処に居るかのようなオグリの背を今も追っている。どれだけ差を付けられようとライバルを自称する。それは無謀でも不格好でもなくライバルの正しい在り方
だからマーチの好走はオグリに届く。マーチに負けまいと彼女も先頭をひた走り、追いつきたい背中を追い続ける
その構図は何もマーチ、オグリ、タマモだけに留まっていない点が良いね。どのウマ娘も追いつきたい背中目指して奮闘している

故障中のチヨノも、ダービーを負けたアルダンも、戦いたがっているディクタも、焦りを抱えるヤエノも、オグリを意識して藻掻いている。また当のオグリも目指すべきタマモの背をブレずに追い続けているね
ここで面白いのは誰からも注目されていないクリークか。背を追う状態は言うなれば前を向く状態、マーチの目を見たがったサウザンは横を向いていた。だとしたら、自分の背を追う者を見る者なんて普通は居ないから誰が追っているかなんて気付かない
静かな雌伏を続けてきたクリークが遂に油断成らない強敵の1人として名を上げようとしているかのような前フリには次回以降の流れに期待してしまうよ