タカツテムの徒然雑記

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ウマ娘 シンデレラグレイ 12 感想

クリークに敗れて失意状態なオグリの前に現れるのは新たなライバルですか。しかも後輩キャラっぽい雰囲気を持つバンブーメモリーというのはちょっと面白いかも
これまでオグリが闘った相手は誰も彼も同年代のライバルといった雰囲気があったからなぁ

でも彼女を指導するのは奈瀬文乃の親である奈瀬英人
前巻のレースにてオグリは文乃が指導するクリークにしてやられた格好。負けを取り戻すとしても、その相手としてクリークより難敵と思われるバンブーを相手取るのはどう考えても穏やかな展開とはならない

それが早くも現れたのはマイルCSへの出走志望か
バンブーからの宣戦布告というきっかけは有ったにしろ、無理な日程での連闘はオグリに良い結果を齎すとは思えない。むしろどっち付かずの結果になる可能性の方が高い
それでもオグリがクリークとの負けで生じた不足感を補うためには時には無謀とも言える挑戦が必要だったと言えるのかな

それが無謀だというのはオグリのトレーナーである六平は百も承知で
だから、ここで六平対英人の構図が生じるわけだね。連闘を決めた英人と決められない六平。トレーナーとしての器を見せつけられたかのような…

ただ、そこで自分の判断に意固地になる程度だったら六平は優秀なトレーナーとは呼ばれないわけで
オグリの熱にやられて、彼女の夢が叶う存在が見たいと、人間らしい感情を露わにする彼の姿は格好いいね。また、そこで押し負けるのではなくオグリが最良のコンディションでレースに挑めるように計画書を策定する辺りはやはり一流のトレーナーなのだと感じさせるよ


最近のレースとは異なる条件を備えたマイルCSのレースはだからこそオグリに考える事を要求してくるね
これまでは感覚的なものや六平の指導に拠ってレース展開を積極的に自分で決めずに走ってきた。でもマイルの特徴やクリークへの敗北がオグリに異なる視点を与えたようで

遣り方を変える事で新たな何かを掴めそうなオグリと並び走るバンブー。英人の手によって夢を叶える力を手にした彼女はオグリにどのような景色を見せつけるのだろうか?