タカツテムの徒然雑記

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くらいあの子としたいこと 2 感想

「ありがとう」を伝え合えるように成った蓮と透子。二人の関係性が変われば様子も変わり、二人に対して話し掛けやすい雰囲気が醸成されるのか、今巻は蓮と透子に話し掛けてくる者が増えてきた印象
その意味では緒原もその類と言えるかもしれないけど、彼女は透子と親密になっている為に、蓮と親密になりそうな町田に対し牽制的になるというのは面白いね

ただ、蓮と透子には既にしっかりと形作られた繋がりがある
緒原が町田を牽制する横で透子が蓮の料理に携わろうとする様子は微笑ましいと共に二人の結び付きの強さを感じてしまうね

一方で緒原が関われない、男同士の遣り取りは気になってしまうようで
蓮が珍しく盛り上がるゲームトークに興味津々に成った挙げ句、ゲーム絵師と繋がりを持ってしまうなんて驚きの変化
……と言うか、蓮はあれだけ苦手意識を持っている姉が敬愛する絵師だと知ったらどんなリアクションをするんだろうね(笑)

他にも前巻にてちらっと登場した村井は本格的に物語に参戦するようで
他クラスの委員長という立場のみに留まらず、担任繋がりの文芸部長としてこれからも関わってきそうな。おまけに蓮がしているゲームのヘビーユーザーとか、これは透子を脅かす存在に成ってしまうのでは…?


蓮と透子の関係を醸成しつつ周囲の繋がりも深められた。と、なれば二人が気にするきょうだい関係へ至るのは自然な流れか
暗い表情ばかりの透子があのような弾んだ表情を見せる兄はどのような人物かと言えば、透子とそっくり過ぎてちょっと笑ってしまった。あれは確かに見れば一発で判るやつだ(笑)

透子の兄とその友達の関係はもしかしたら透子と蓮にとって未来像なのかもしれないと考えると面白い
…けど、そうなると蓮はいずれあのお茶目なお姉さんみたいなタイプになるって事なんだろうか……?