タカツテムの徒然雑記

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Fate/stay night[Unlimited Blade Works] 3 感想

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既に幾つもの襲撃を体験しつつも状況は一つの休息点を迎えた今巻、まるで普通のラブコメのような光景が展開されている……!
士郎の料理に舌鼓を打つセイバーには和まされるし、彼女を過度に見せまいとする士郎の慌てぶりにほんわかとした気持ちにさせられるね

それでも秘密にするにも限度がある。だから大河や桜に知られたのは仕方なかったのだろうけど、その仕方の無いという流れの勢いで桜達も同棲を始めるってどういう展開だ(笑)

状況の賑やかさ的に羨ましい気がしないでもないけど、直前の不穏さを思うと単純に胃を痛めるイベントにもなりそうな……


代わりに深刻さを増していく状況に対処する役目を担うのが凛か
魔術師の痕跡を追って事件現場をうろつく彼女は危険としか言い様がないのだけど、聖杯戦争の流れを考えれば凛の行動こそ正しいものであり、聖杯戦争を忘れたかのように日常を過ごす士郎の方が可怪しいか

そりゃ、そのような状況で普通に挨拶されたらあのような表情にもなるか(笑)

凛の実力、従うアーチャーの存在。それを考えれば凛の襲撃は本当に命を奪おうとしているのではなく、警告の意味合いが強いと判る
非情な決断ができているように見えて全然非情に成れないのは彼女の甘さであると同時に彼女の魅力だね

なら、そんな彼女に情けを掛けられる士郎が魅力的な存在では無いなんて事は無くて
凛と対峙していたのに、悲鳴を聞けば一目散に駆け出す。また凛への攻撃も身を挺して庇い立てている

ただ、士郎の魅力は甘さではなく危うさに通じるもの。セイバーの居ない状況でサーヴァントに対する事になったのは死亡フラグとしか思えないけれど……