タカツテムの徒然雑記

主にアニメや漫画・ライトノベルの感想を投稿するブログとなっています。

ゆびさきと恋々 Sign.5感想

Sign.5こたえ

突然のお宅訪問、二人っきりだしドキドキせざるを得ない空間なのに逸臣はめっちゃ自然体…。しかもそれは触れる事に躊躇が無いという意味の自然体だから雪がド緊張するのは当然というもの
心も体も近い場所にて行われる多様な交流。相手に触れて、触れるを許して。そうして見えない何かを重ねていく二人の様子は本当に美しい

雪と逸臣は全く異なる世界に属していた筈の人間だった
なのに今は一緒の部屋に居て何種類もの言葉を交わしている。それは肌を重ねるよりも何かを重ねられる時間
なら、それをしてくれる逸臣が雪に向ける感情の暖かさが見えてくるし、それを許す雪の逸臣に対する感情も見えてくる

雪は逸臣の前での口話は空気を重くするからと許さなかった。だから思わず声を発してしまった時にビクッとなる。でも逸臣は許してくれて
相手を知りたいというのは相手の世界に踏み込む、許しが必要になる行為。雪はこれまでの言動から判るように逸臣に様々を許している。でも、それは伝えないと完全な許しにならなくて

鍵の受け渡しはパーソナルスペースに入る許しの証
雪にすればエマは逸臣の世界に入る事を許された人間に見える。だからショックを受ける
でも実際は鍵以外にも相手への許しの証なんて幾らでもあって。りんから、逸臣から教えられた真実の許し、それを踏まえて改めて返す雪の許しと逸臣の反応にこちらまで感情が高ぶってしまいそうですよ