タカツテムの徒然雑記

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魔法使いの嫁 20 感想

第3部の開幕となる巻なのだけど、流石に最初からフルスロットルとは行かないか
ただ、その割に冒頭の『獣狩り』とやらには不穏さを予感させるが…


96話から描かれるのは第2部の後始末
《七つの楯》の当主達は様々を語っているけれど、結局は子供を前に語れる物が多いわけではないから見えてくる物も多くはない。また、チセの側も竜に変化した点について積極的に明かしていないから、どうしても状況の整理としては微妙になる
それにより、それぞれが明かしていない情報が今度どのような意味を持ってくるのかと戦々恐々としてしまうよ


この巻は第3部の始まりながらも状況を整理する意味合いを兼ねていた為か懐かしい顔が幾つも登場したね
シャナハンとシャノンの組み合わせなんて本当に久しぶり

その一方で新しいエピソードの始まりに相応しい新しい顔も登場している
その筆頭がお師匠様と呼ばれていた魔法使いか。呪いを喰らうなんて魔法とは思えない芸当の気がするけど、だからって魔術で可能なわけでもないのだからアレは魔法としか言い様がないのか…?
今回は擦れ違っただけ。でも人目でチセの本質やエリアスの「役」を理解してみせたあの人物は只者でないと感じさせるよ

そういや、状況の整理という意味ではリアンの好きな人が遂に判明したけど、まさか彼だなんて想像もしていなかったよ!何だかんだ言ってフィロメラと何かあるものかと…
そうなってくると気になるのはフィロメラの側なのだけど、本人的にはまだライバルポジで良い感じなの…?もっと欲張っても良いんじゃない?と思ってしまうが…


其処此処で話題に上がる竜の目覚め。チセが更に変質してしまう可能性を考えるとそれの制御を出来ないのではないかと恐れるエリアスにとって、この事態をどう乗り越えるかは彼に課された試練と言えるのかな?
その試練にてチセとエリアスの関係はどう変わっていくのだろうか?