タカツテムの徒然雑記

主にアニメや漫画・ライトノベルの感想を投稿するブログとなっています。

戦国妖狐 千魔混沌編 #18感想

#18雲を跳び越えて

強大な力を持つ万象王に対して闇達が助力した事で局面は変わるけど、全てを救うと息巻く千夜には守るものが増えた形
自然と気は散ってしまうから、千夜は守る為の新たな力が必要となる。それがかつて自分を守ってくれた者達から命を頂く選択へと繋がるなんてね…

神雲と道錬は放っておいてもいずれ倒れてしまう。なら、消えゆく命をどう使うかという話になる
野禅が示した選択肢は選べるようで居て選べない代物。それは発想を狭めるものだね
他方で狭まった選択ばかり進めば心は決まる。千夜は飛ぶように戦場へ戻り迷いない心で万象王と向き合うし、師の死を知ったムドも選択の先で己が何をすべきかを定められる
覚悟が決まった2人による超威力の連打は圧巻

巫山戯た言動の猛が幽界で示すのは逆に選択肢を広げる発想かな
茶は毒か嘘か、無の民を救うべきか否か、己は何の為に生きるべきか
他者の調子を狂わす猛の言動はだからこそ定め固めてしまった選択肢を拡充するもの
要は全て自分で決められる、変えられる。己が内の闇に助けられようやく得られた千夜達の発想力は素晴らしいね。また、その至った境地がかつて千夜が願った戦いを遊びに変える道へと繋がったのが何よりも良い

こちらを圧倒し追い詰める無の民という構図は変えられた
ならば次は猛が言うように、無の民すらも救う選択肢へと至る全ての局面を変える話し合いとなるのだろうか