タカツテムの徒然雑記

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7人の眠り姫(1) 感想

導入こそ『眠れる森の美女』っぽいけど、その後は割りとストレートにハーレム物っぽい展開になるのね

というか、呪いで30年間も国中の人々が眠らされていたというトンデモ状況が背景にあるけど、そこまで危機感を感じられないのはヒロインである7人の王女達がその辺の事情をあまり真剣に認識していないからか?
となると彼女らを救出に来たアレクが鍵になるのだけど、王女達にキスしてしまった一件のせいで嫌われてしまうと
彼女らは助けが必要な立場。なのにそれを伝えられるアレクが信頼を得られていないというのが本作の難しい状況か

そう思うと序盤から協力的なクレアの存在はアレクを助けてくれるものだね
どうやら彼女の助けを元手に他の王女達の信頼を得る事が当面の目標となりそうだけど、勝手にキスした事実はそう簡単に許されるものではないよなぁ……

ただ、その点で考えると本作でのキスって恋愛的な意味より人助け的な意味の方が今の処は強い傾向が見られるのは少し面白いかも
アレクはクレア達を起こす際にキスをしたわけだけど、それをラッキーと感じずむしろ罪悪感を覚えていた。門番のおっさんにも平然とキスしていたし
また、最初に仲直り出来たキアラのキスもやはり人助け的な意味合いが強いものだったし

そう考えていくと、生真面目で誠実な面が見られるアレクが彼女らと親密になっていくのは心の底から相手を助けたいとの気持ちがキーになっていくのかもしれないね

ただ、視点を変えると、酔っていたとはいえアレクと人助けではなく恋愛を求めてキスをしたクレアって早くも特別なヒロインに成りそうな予感が…