タカツテムの徒然雑記

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HGに恋するふたり(7) 感想

進路関係で突然妙な雰囲気を醸し出した宇宙、どうやら問題の根は案外深いようで…
というか、これ他人がとやかく言える次元じゃなくない…?完全に家庭内の問題じゃん……

それでも他人がどうにか出来る余地を探るなら、別の見方をしてこれを家族の問題と捉える事も出来るのかな
本作は様々なパターンで女の子がガンプラ作りに熱中したりガンダムにハマったりする事に反対の声を上げる家族や周囲等が描かれてきた。そう考えると宇宙に訪れた今回の問題もそれに類するものと捉えれば神崎達が介入する余地がある…と言えるのだろうか?

ただ、それでも会話の端緒は必要となるもので
その点では親関連のトラウマを持つスバルが良い突撃をカマしてくれたね。あのような経験を正直に話してくれたスバル相手だから宇宙も自身の経験を語れる
宇宙の言葉通り、すり減っていけば平らになるというなら、今の問題に向き合わざるを得ない宇宙に関して、その悩みを吐き出させ続ける事こそ必要と言えるのかもしれない


宇宙などが家族の問題と真正面から向き合う傍で神崎も自身の親と向き合おうと考え始めるのは意外な様子だったな
正直、彼女くらいの年齢になると子供時代に感じていた親との蟠りなんて大した問題ではなくなってくる認識なのだけど

神崎の場合は今回の帰省こそがそのきっかけとなったのかな
帰る前は散々に悩んだのに、実際に母親と会ってみれば気の抜けた会話ばかりで幼少期の緊張感なんてどこ吹く風
それどころか母親とガンプラ作り始めるなんて予想外にも程が有る展開だったよ!

神崎がガンプラ作りを通して視野が少し広がったように、母親の方もスマホを手にして世界が広がっていたというのは面白い話

親と実直に話して蟠りを解消した神崎。この経験を糧に悩めるスバルと向き合う感じになるのかな?