1巻丸ごと9号との対決か…。なんて贅沢な仕様
おまけに9号と対峙するのはカフカとミナ。子供の頃から一緒に防衛隊員として戦う光景を夢見ていた2人が紆余曲折あった上でようやく並び立つ光景は感慨深い
普通ならそのような記念すべき状況を整えられたのならば相手を圧倒する程のシナジーを発揮出来ても良いだろうに、一切許さず終始カフカとミナを圧倒する9号は本当に厄介…
功の武技を使うだけに留まらず2号の能力まで使ってくる
まるで敵が2人居るかのような相手。だからこそカフカとミナは9号を倒す為に完璧な連携をした上で己の全力を超える必要があるわけだ
だからってカフカが8号の力を意図的に暴走させるとはなぁ…
以前に暴走した時は功を殺しかけた。人を守る事を最優先で考えるべき防衛隊員としては忌むべき力。けれどそれを使わなければ9号は勝てない相手とも言えるのか…
ラストはカフカだけでなくこれまで9号と戦った者達の思いが結集したような形に
これでようやく…と思えただけに次巻予告の不穏さで高揚感が雲散霧消しましたよ……