タカツテムの徒然雑記

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葬送のフリーレン 第21話感想

第21話魔法の世界

デンケン、お爺ちゃんキャラだしこの試験編のキーパーソンというわけでもないのに、魔法使いの在り方を熟知している為か登場する度に株を上げるね
現代魔法使いの戦い方とはどのようなものか。試験を通して描かれるそれぞれの戦法は自身の信条を反映したもの。それだけに魅力が沢山詰まった者の魔法も魅力的

望む魔法を与えてくれるゼーリエの誘いは垂涎の的の筈
だというのにフリーレンは全く靡かないし、デンケンも同様。魔法そのものの魅力よりも魔法を求める己に魅力を見出している
だからフリーレンは魔王を倒す者となるし、デンケンも負けても小鳥を手にする
なら、似た話として最高の魔法よりも魔法を想像する方が魅力的と言えるのかもしれない

カンネとラヴィーネは強大な力を振るうリヒターに追い詰められ、勝てるイメージも湧かない
でも想像を続ければ別の光景が見えてくる。リヒターは水への恐怖が有るから、カンネ達に想像させないよう追い詰める。フリーレンは最悪の事態を想像させラオフェンを釣りだす
自由な想像の先にこそ最高の魔法が在る

誰も想像しなかった結界破りをフリーレンは成し、想像したくなかった水場での戦いでカンネはリヒターを圧倒した
大魔法使いであるフリーレンが勝てるイメージが湧かない程の才を持つカンネ、その魅力が正しく発揮されたね
それはそれとして、想像の限界を超えた状況で殴り合いをしてでも小鳥を奪おうとする宮廷魔法使いとか魅力が有り過ぎてクラクラしそうだ(笑)