タカツテムの徒然雑記

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大室家 (7) 感想

一応、撫子が誰と付き合っているのかというライトなミステリ要素はあるものの、それが表立ったりしない本作は大袈裟な事が起こらないからこそ、穏やかな気持ちで読み進められますよ

というか、『ゆるゆり』のスピンオフとして始まった本作も遂に7巻で100話越えですか。随分長く続いているもんだ


97話、風邪でお休みしている未来を思い遣って何かお見舞いしてあげようと思うこころ達の様子は微笑ましくて良いのだけど、結果として未来の手に渡ったのが新聞になるってどういう展開なんだ(笑)
そりゃ、受け取った本人も「想像と違ったな」ってなるよ!
ただ、ポストにシュウマイが詰まっていたかもしれない可能性が回避された点でかなりマシだったと言えるのが本当にどうしようもないんだけど(笑)


記念すべき100話がいつものドタバタ回だったのに、続く101話が少ししっとりした話に

後味の悪い夢を見てしまった花子。夢だからその不快感や不安を口には出せないけど、どうしたって態度には出てしまう
それを素早く察して、けれど必要以上に踏み込まないで「傍にいるよ」という姿勢を見せた撫子は長女しているなぁ
そのような温かみに接すれば花子だって不安を消す為の行動を採れる。良い姉妹愛ですよ


103話から始まるのは小学生組の演劇エピソードですか
一人で担うつもりなんて無かったのに勢いで主役に抜擢されてしまったみさき
予想外の主役に係る圧に負けたら待っているのは失敗だけ。ここで未来達が手助けする流れが良いし、一緒に衣装を作る流れになるのも良い

このように温かな描写が続いただけに次巻で描かれるだろう劇本番の温かさにも期待してしまうね