タカツテムの徒然雑記

主にアニメや漫画・ライトノベルの感想を投稿するブログとなっています。

2023年の総括

今年もそろそろ終わりという事で2023年に鑑賞した作品について纏めようかと

アニメ部門

今年視聴した作品

視聴作品は以下の通り。2023年秋スタートの『薬屋のひとりごと』と『葬送のフリーレン』は2024年冬でも放送が続く為にラインナップから外しています

元々視聴数は多くないタイプなのですが、こう見ると秋シーズンの少なさは際立ってしまう印象。上述の放送継続中の2作を加えればまだマシな数には成るのですが…

大いに楽しんだ作品

『お兄ちゃんはおしまい!』

キワモノ作品としか思えない設定と導入なのに、丁寧に作られた描写の数々が本作を良作だと感じさせてくれますね
特に性転換前は関係が破綻していた兄のまひろと妹のみはりが、姉のみはりと妹のまひろという関係性に成る事により兄妹仲を回復させるという展開がかつて見た事がなく、これからも見る事はないだろうと思える独特の空気感を生んでいましたね

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』

『刀鍛冶の里編』って言ってしまえばシーズンの殆どを一つの里で上弦の鬼と戦っているだけの話なのですが、ストレートに作品の質が高い為に飽きさせないし魅了してくれる内容になっていますね
特にこのシーズンにてメイン級の出番を得た時透無一郎の心情変化には目を見張るものがありました

機動戦士ガンダム 水星の魔女』

これまでのTV放送ガンダム作品に比べれば話数は少ないし、舞台の半分程度が学園内に終止している珍しい傾向の作品なのですが、舞台を過度に広げず間延びしない程度の話数に留めており、まるでジェットコースターのようなストーリー展開になっている為に毎週楽しんで視聴していた覚えがあります。
また、家族や仲間の死という絶望の呪いから、許される筈が無い者を許す祝福の物語へと終着する展開も気持ち良く見れました

進撃の巨人 The Final Season 完結編』

もはや何を語るまでもない名作ですね。アニメとして放送された期間も長ければ、「The Final Season」と銘打ってから最終話に辿り着くのも長かった作品ですが、永く付き合ってきた分だけ最終話を見た際の感動はなかなか味わえないものと成りました。
また、作中で扱われた難しいテーマに最後の一瞬まで真摯に向き合って作られた内容にも感服するばかりです

マンガ部門

今年に読んだマンガ数は以下の通り。「マンガ」と表示されている列が各月で読んだマンガの数ですね
6月の冊数が極端に少ないのは、余暇時間の使い方に少々迷いが生じていた頃ですかね……

今年から読み始めたお薦め作品

『どうせ泣くなら恋がいい』

前作『はやくしたいふたり』が自分的にかなりの当たり作品となっただけに日下あき先生の新作には期待した状態で読み始めたのですが、その期待に見事応える作品となりました
不登校から頑張って復帰し高校へ通おうとする帆高、それを寡黙ながらに優しく見守ってくれる湊。沢山の勇気と優しさが交わされる本作の内容には毎度感じ入ります。
それでいながら笑えるコメディ要素を随所に入れてくれるのだから堪らないですよ

『薫る花は凛と咲く』

第1巻発表は2022年なので、何故去年の間に出逢えなかったのかと疑問に思ってしまう程の良作
千鳥と桔梗、いがみ合う2つの高校に在籍する凛太郎と薫子が美味しいケーキをきっかけに交流を始め、その環が広がっていく様子が描かれる本作。
最初に有ったのは確かに嫌悪に近い対立だった筈なのに誰も彼も優しさと思い遣りを持っているから少しずつその状況が変わっていく
無限の優しさの輪が心に沁みる本当に良い作品ですよ

『IDOL×IDOL STORY!』

昨今では珍しくなくなったサバイバルオーディションを題材にした本作。登場人物はアイドルを目指すのだから、それまではごく普通の女の子という立ち場が多いのですが、主人公の美海は一度アイドルチームを辞めた身
それでももう一度アイドルをやりたいと似たような境遇の依吹と「今度こそ!」という想いでサバイバルオーディションに挑む様子は熱い気持ちにさせてくれるんですよね
また、他の候補者に関してもきちんと深掘りをした上で担当回を描いてくれるので感情移入もし易い構成になっていますね

大いに楽しんだ作品

『ガールクラッシュ』6巻

個人的にもっと流行れ!と第1巻の頃から思っている作品
K-POPアイドルを目指し日夜努力する天花の前にそびえるのは簡単に乗り越えられない壁ばかり。この6巻では天花の原動力である晴海への気持ちが色褪せるという信じられない事態が出現。それでも負けるもんかと歯を食いしばる天花の前に現れたシオンが真逆の価値観を提示した点は彼女にとって転機となる瞬間だったと判るだけに、この巻もそしてこれからも天花がどのように花開いていくか期待感が山のように膨らむ内容でしたよ

『凛子ちゃんとひもすがら』4巻

小学生が成人男性をヒモにするというトンデモ展開から始まった作品の最終巻
凛子と春乃の関係性はどう考えても間違っているのだけど、2人は此処に到るまでの人生が苦しい事ばかりで間違いだらけの空虚な同居生活を肯定しないと心が壊れそうだった
逆に言えば、2人がそこから抜け出せる時は心がある程度強くなった時だけで。ハッピーエンドに辿り着いた2人の様子があまりに尊くて尊くて……

3月のライオン』17巻

永きに亘るライバル、桐山と二階堂が激突する対局模様が描かれる今巻
2人がそこまでに培った実力と想いをこれでもかとぶつける様子にはどうしようもない程に感動してしまうんですよね
特に二階堂が桐山が二階堂相手だから出来る打ち方から、彼の心境どころか人生の変化を察する辺りの描写からは2人の信頼関係を強く感じてしまって…
そんな素晴らしい対局が描かれる一方で進化を遂げたあかりのお料理地獄にも別の意味で感動してしまうんですけどね(笑)

ライトノベル部門

今年読んだライトノベルは42冊程度。マンガ部門で上げた画像の「本」に含まれる項目ですね
てっきり週に一冊程度のペースで読んでいるつもりだったんですけど、途中途中に読んだクリスティ作品に思った以上に時間を取られた形でしょうか

今年から読み始めたお薦め作品

陽キャになった俺の青春至上主義 』

近年の学園ラブコメラノベにおいて必須要素となった陰キャ陽キャとかカーストを肯定的に捉えつつ物語を展開させているのが最大の特徴と呼べそうな作品
陰キャな自分から脱しようとする者も陽キャな自分に閉塞感を覚える者も同列に描いているからこそ誰も彼も嫌味に感じない
また、それらの鬱屈とした感情に寄り添うのが陰キャから陽キャになった橋汰である点も本作の面白さに一役買っている印象ですね

『あした、裸足でこい。』

こちらは第1巻発表が去年なのですが、存在を知ったのが今年だったので
いわゆる青春やり直しモノ。特徴としては任意のタイミングで未来に戻って自分のやり直しがどのような結果を生んだのか確認できる点が上げられるでしょうか?
最初の高校生活では理解してやれず失踪させてしまった二斗。彼女の失踪を回避する中で自分の青春を取り戻していく巡の挑戦模様が良いんですよね…

『この青春にはウラがある!』

人から尊敬の念を集めている人でも、輝く高校生活を送っている人でもその青春にはウラがある。そのような視点で構成された本作は飛び抜けた特徴こそ無いものの、自分の外的印象を守る為に主人公の夏彦を良い意味で利用する女性陣の様相には時折驚かされるものも有りつつ、これも一つの青春かと思わせたり
一方で主人公の夏彦にも、彼を見守るひよりにも別の意味のウラが有った点はこれからどう展開するのか期待させますよ

大いに楽しんだ作品

数を読めていないので一作だけ

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編』9.5巻

ここ最近のよう実は特に恋愛方面の動きが顕著な為に特別試験等が行われない今巻の展開には色々と心躍らせてしまいましたよ
既に軽井沢は綾小路と付き合い始めてそれなりの期間が経っているから、多少の喧嘩等が有っても容易に関係を修復できる。いわば安定状態
だからこそ、そこに割って入ろうとする一之瀬と坂柳の謀略がどのようなものになるか楽しみで仕方ないんですよね
今巻は3学期に向けての前フリになっているからこそ、気軽に楽しめつつこれからの展開に一抹の恐れを抱ける巻と思えましたよ

総括

年々アニメの視聴数が減り、新しいマンガやライトノベルにも挑戦出来なくなっている中でマンガとライトノベルに関して3作品ずつお薦めを上げられたのは自分の中ではどうにか「よくやった」と言いたくなる状況なのですが、他の人から見たらこの状況はどう見えるんですかね?
欲張るならアニメに関してもっと視聴数を増やしてお薦めだなんだと言える程度に成るのが良いのかもしれませんが、既に自分のキャパシティが限界近い状況だとそこも難しいんですよね……

来季のアニメに関しては新作4本、継続2本、再放送1本が今のところの予定なのですが、それもどうなる事やら……

2023年は色々どうなるか予想も付かなかったことも有り、特にこれと言って目標も立てなかったのですが、マンガの読了数が減った代わりにライトノベルの読了数が増えたのは個人的には喜ばしい点だったり

次なる2024年の簡易目標としてはもう少し映画鑑賞数を増やしてみたいなと思っていますね。前々から映画鑑賞を趣味とまで言えなくてもそこそこに見ている状態に持っていきたいという野望というか欲みたいなものが有りまして。2024年はその点を少し意識して1年を過ごしてみたいかと思います。

 

2023年7月に開設したばかりで未熟ばかりのブログですが、このようなブログを見て下さって本当に有難うございます。2024年も宜しくお願いします。