タカツテムの徒然雑記

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恋文と13歳の女優 3 感想

タレントとマネージャーという関係から踏み込もうとした文乃を避けた一色に訪れる気不味さ
それでも二人は仕事上の関係だから、内心でどう思おうと会う機会はあっという間に訪れるし、表面上は上手くいっているように取り繕うしかない
一色は普通に大人だし、文乃の内面も大人びているから出来る芸当

大人の対応として取り繕う。それで本来なら望ましい関係に戻れる筈なのに、一色は今の関係に満足出来なしい、文乃も一色にもっと踏み込みたい
そういったジレンマがあるなら、必然的に訪れるのはどちらが痺れを切らすかという場面

その意味では手紙の反応が無いからって、感情を制御しきれなかった一色の負けなんだろうなぁ(笑)
それは隙そのものだから、文乃が体調不良に陥っても一色の不利は揺るがないくらいに危うい。だから白木にも突っ込まれるし、文乃に家へと連れ込まれるなんて羽目になる

ただ、文乃の家に上がり込んでしまった一件は、たった一人で寝込むしか無かった筈の彼女の寂しさを軽減できたという点では良かったと言えるのかな
勿論、それはタレントとマネージャーという関係から少し踏み込んでしまうものにもなってしまっているのは気になるけど


文乃は大人が吃驚してしまう程にちゃんとしてて
海での撮影だからって自由時間に海に入るつもりで準備してたというのはそこまで意外性は無いんだけど、だからといって一色の水着まで用意していた点には本当に驚かされたよ
どういう心構えがあれば中学生が成人男性の水着なんて買おうと思うのか(笑)

文乃は隙あらば一色を危うい関係に引きずり込もうとしてくるね


少しずつ明らかになってくる一色の過去。それがどう元カノらしき人物と繋がってくるのか?また、ラストに登場した少女と文乃達はどう関わる事になるのか?
危うさを増す二人にこれらの要素がどう影響してくるのか次巻も楽しみだね