タカツテムの徒然雑記

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恋文と13歳の女優 1 感想

文乃は何とも底が知れない少女だね
一色を前にした時の恋する少女の振る舞いはそのままの意味を勘ぐらせる。でも、一色と文乃は出逢ったばかりだしそもそも仕事上の関係だし
また、子役出身という事で大人に慣れた対応が彼女の言動をそのままの意味で受け取らせる事を戸惑わせる
でも、やっぱりそのままの意味かもしれないし……
文乃は既に魔性の女として成熟し始めているね

これで一色が文乃の魔性に参っていれば、作品の方向性は決まったも同然だけど、意外と自制心を保っているようで。というか、普通に文乃を担当タレント以上には見てない感じかな?
むしろマネージャーとして彼女を成功させたいという責任が前面に出ているような気がするね


思わせぶりな態度は兎も角、文乃も一色もビジネスパートナーとしてやろうとしている。ただ、一色がその気も無く境界を踏み越えてしまったのが問題の始まりかな
無くしてしまった母との思い出。一色は当初、代用品で済ませようとする程に距離感を保っていたのに、気付けばゴミ箱まで漁る始末
ビジネスパートナーの言葉では済まされない行動。だから文乃も「お父さん」とか「お兄ちゃん」なんて言い出してしまう
この辺から二人の関係は距離を縮め始めていくね

それはマネージャーとして彼女に接する一色にとってはドギマギさせるもの。恋愛的なドギマギというより社会的なドギマギを含んでいるのだから一色としては安心できないのだけど
それが明確に現れてしまったのが3話の隠し撮りか…。一色としては最低限の距離を守っていた筈がふとした拍子に飛び越えてしまった。二人にとっては一瞬でも見る人に拠っては大きな意味を持つ一瞬
でも結局は一瞬の話だし、一色の周囲のフォローも良かったから大問題にならない筈が…
一色側の問題が見えてからの空気の変わり様にはちょっと驚いてしまったよ……

一色は文乃との距離を保とうとしているのではなく、むしろ過去のトラウマから一線を引こうとしていたのか…
それを踏まえると彼に対して徐々に夢中になっていく文乃の様子は本当に可愛らしいのだけど、一色の事情を考えると危うさが見えてしまうような…

今は誰にも明かせない二人だけの秘密な関係の一色と文乃。危ういような微笑ましいような二人はこれからどうなっていくのだろうね?