タカツテムの徒然雑記

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狐のお嫁ちゃんと息子ちゃん (3) 感想

変則的な育児マンガとして独自の道を歩んでいる本作、息子のアタルは時折狐になってしまうものの他の点は普通の子供と同じく簡単には育てさせてくれない相手
だから周囲の協力は得られれば助かるわけで
今巻では意外な出逢いと助けが和葉達の前に現れたね

竹切狸の笹音は登場して直ぐの辺りこそ、不穏さや戦いを感じさせたけど、普通に良い子というかむしろ対立する理由の薄い相手だったようで
それでも和葉達にすれば多少気不味い相手。だからこそ遺恨など知らずに笹音に懐くアタルの姿は色々考えすぎてしまう大人にとって有り難い存在。アタルがあのように懐いたからこの後のシーンでも笹音が和葉達に関わる土台となったのだろうね


それ以外のシーンでは和葉がアタルに慣れてきた為か時折思い通りに行かない事態はありつつも安定して子育て出来ていたような
特にアタルを連れて出掛けられる範囲が増えているように感じられるよ。そうなれば浩一と和葉がアタルをトウメに任せられるシーンも増える。そうすりゃ19話ラストのような事も時には出来るわけで
まあ、アレはアレで夫婦には必要な交流だからね(笑)

印象的なエピソードとなったのは23話かなぁ
世間の家族に有りがちな話として、働きがちな父親に子供が懐かないのは納得は出来てもちょい悲しい話
だから時には母親の居ない場で子供と父親が一対一になる必要も有って
でも、そうすれば見えてくるのは子供に対する自分の不器用さ。躓きかけたその瞬間、和葉の振る舞いを思い出してアタルと一緒に散歩に行けた浩一は父親として一つ成長できたようで

周囲の助けを借りたりしながら少しずつ成長していく家族の様子には温かい気持ちになってしまうね