タカツテムの徒然雑記

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石神戦記(2) 感想

イサザが手にした力が意外とヤバそうな代物で驚き。てっきりヤチホのおこぼれ的なものかと思っていたのに…
まだ制御はできないようだけど、触れていない石すら自在に操れて相手の石をも奪えるって石の民を相手に戦うには最高の能力なのかもしれない

兎にも角にもイサザが発現した能力はヤチホを守れる程の能力。第1巻ではヤチホに守られる立場のイサザだったけど、これでどうにか夫婦らしく釣り合いが取れるようになったように思えるよ


江波を目指すイサザ一行。特殊な力を使えるとは言え、道中に波乱が無い筈がなくて
目撃してしまったのは反乱分子によって略取される村人達
イサザが自分を少しでも優先する人間だったら彼らを見捨てたかもしれない。でも、彼は兄と一緒に瑞穂を守っていくと誓った領主の血統で
そんな彼だからこそ無理をしてでも村人達を助けようとする展開は納得できるもの

イサザの勇気とヤチホの能力によって事態を打開できたけど、無理なである事は変えようがなくて
そこでまさか救援が来るとは。ちょっとアレな人だったけど、孤立無援に等しいイサザ達にとって味方になってくれる人が現れただけでも事態を大きく変えるきっかけとなるね

ただ、助けとなる筈の江波も色々と事情が難しくて思うように動けないという事実が事態の深刻さを示しているね
小手先の策は打てる。でも結局は都にいる王を動かすしか無い
都に蔓延るのは政争かそれとも陰謀か。王太后を動かすヨミが石の民っぽい点を考えると、どうにも事態は簡単には好転しそうにないね