タカツテムの徒然雑記

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放課後のアイドルには秘密がある 1 感想

放課後の補修ってこういうものだったっけ?と思わず自分の学生時代を思い起こしてしまったよ……


親から好成績の実現を圧迫されて生きてきたひざしが放課後の時間を共に過ごす事になった相手はアイドルの玲
特別な存在とお近付きに成れるというだけで大抵の人間は自分の幸運に興奮してしまう筈。ひざしは当初こそ玲を遠目に見る観衆の一人に過ぎなかったのだけど、彼女が意外とお馬鹿さんという秘密を知ってしまった為に態度が良い方に変わるというのは良いね

勉強が出来なくて失望される経験を知っている。だから玲が勉強もアイドルも両立させているという嘘が周囲にバレてしまった際にどれだけの失望を呼び込んでしまうかを想像できる
ここでひざしが自分は勉強が出来る者だからと一方的に教える側になろうとするのではなく、一緒に問題を解く側に回ろうとしたのは好印象
ファンではなくクラスメイトとして。そのような姿勢で彼女と向き合ったから玲もひざしの助言を受け容れられたのかも知れない


ただし、どれだけ取り繕っても誰も居ない教室でアイドルと二人っきりになっている現実は覆しようがないわけで
玲があの状況を受け入れてしまうと途端にひざしの方は落ち着かなくなってくるわけだ
これで玲が補修中もアイドルの顔を保っていたらひざしは耐えられなかったろうけど、良い感じに玲がお馬鹿さんで抜けているものだから、むしろ力になってあげたいという感情が先行しているのかもね

両者の間で地盤が固まってしまえば後はイチャイチャするだけで
不意に近づいてみたりライン交換してみたりカラオケに行ってみたり
そのような交流を深めていけば2人は補修仲間から進展してしまうのも当然の話で
事故のように押し倒してしまった事で発生した他人には明かせない秘密。その瞬間を思い出す玲の表情には何とも言えない可愛らしさが有りましたよ

てか、この2人はいつまで補修してるんだろう……?