タカツテムの徒然雑記

主にアニメや漫画・ライトノベルの感想を投稿するブログとなっています。

放課後のアイドルには秘密がある 2 感想

これまでは2人で進行していた放課後の時間、そこに新たな人物が混ざってきますか
と言っても、まおは第二のヒロインでもお邪魔虫でもないというのが絶妙な塩梅だね。どちらかというと仲介役に近いような

まおは昔からひざしを知っている。また、女子として玲の心情も理解出来る。だからひざしと玲が必死に演じた嘘にもすぐに気付けるし、玲の微妙な台詞からあまり立ち入りすぎるべきではないとも気付ける
その上で色々と鈍いひざしに対して突っ込めるのだから良い人材ですよ

そんなまおに関して最大級に意外だったのはひざしより成績が良かった点か…。何、あの点数


そして訪れる中間考査の時期。一般的な学内試験程度の筈が命運が懸かひざしと玲にとっては重大局面
だからって玲もひざしもメンタルがボロボロになるとは思わなかったけども。二人共プレッシャーのあまり顔面が崩れてるじゃん……

そんな2人を見て、緊張を緩和出来るまおは本当にいい人材。玲に必要なものをすぐに見出して、その上でひざしの良い点も理解している
だから本来はひざしが言っても良かった「これからも一緒に勉強しようね」なんて言葉を先に言ってやれる
ただ、自分と玲の立場の差を理解しているひざしには少々難しい踏み込みなのだけど

そういった状況だったから玲の方から踏み込んでくるとは思わなかったな
ステージの上にいる玲はやっぱり遠い存在なのだと思わせるもの。けれど、楽屋での彼女はいつもどおりだし、玲がステージで歌った曲には彼への想いが籠められている
ああまでお膳立てされれば断る理由なんて無いわけで。三人の関係が無事に継続されたのは良い展開

…と、これで話は一区切りと思わせてラストでとんでもない展開をぶち込んできたね!
不意に自覚してしまった秘密の感情。なのに、放課後になればその相手と向かい合う時間が始まる

ダブルミーニングのような形で明かされたタイトルの意味に次巻からの描写がどうなっていくのか期待感が高まるというものですよ