タカツテムの徒然雑記

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ささやくように恋を唄う 第10話感想

第10話あの日の記憶、あの日の想い。

泉志帆の心の奥底に迫るEPとなっているのは良いのだけど、その分だけひまりと依のカップル成分が減る点が気になってしまう…
ただ、そう思う程にはローレライ結成の経緯は強烈。志帆に勝ちを与えぬままに世を去ったキョウは別の意味でも天上の存在。彼女へ届く音楽を奏でる為に志帆達は人生を懸けているのだと思えたよ

存命中は親しくなんて出来なかったのに、キョウが何も言わなくなってから一番心を明かせる相手になった。それは志帆にとって生きていても死んでいても彼女が自分の人生を構成する支柱になっているとの感覚か
似た感覚を持っていたのが百々花かな。キョウの恋人だった彼女は今でもキョウが人生の支柱になっている

勿論それは妹である始も似たようなもので。そんな同志だからキョウに届く音楽を一緒に奏でる事になった。でも、肝心のキョウが故人なのだからコレほど痛みに満ちた行為は無いように思える
だというのに、志帆には更なる痛みが潜んでいたなんてね
ひまりと違い叶わなかった一目惚れ、その感情がゴミ箱に捨てられる様は余りに哀しい