タカツテムの徒然雑記

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異世界おじさん 10 感想

おじさんの何とも言えない表情、想像の斜め下を余裕でぶっ飛んでいく真相に笑ってしまったよ。あれは予想できないって(笑)


さておき、おじさんと翠による全力バトルは緊迫感有るものになったね
8巻で二人が協力した結果生じた超常バトルが描かれていただけに、その二人が遠慮なくぶつかればどうなるかと期待が膨らむ展開に成りましたよ

減衰と簒奪を操り圧倒的強者の貫禄を持つマガツコトノヌシに対して、おじさんはゲームプレイヤーっぽい試行錯誤を行って有効打を見出していく様は爽快だね
それで居ながら狙っていた本命は既に仕掛け済みだったなんて痺れる展開だよ!

……そうして、おじさん格好いいという気持ちに染まっていただけに、その流れで何とも言えない表情の真相が明かされてずっこけてしまったけど
おじさんはいつだって締まらない

まあ、その点は翠だって痴態を晒していたから、それで空気が緩和された気がしないでもないけど
あれ、エルフとしては史上最大にじゃれついた感じなんだけど、おじさんは喰われそうだと認識しているギャップが何とも…(笑)

そして前巻時点では良くない結果に終わってしまうのではと危惧してしまったオートムとシャリオンだけど、想定外の幸福を掴んでみせたね
そもそも、本作で普通にカップル成立する男女が登場したという点がもう予想外にも程が有ったけど


潜る前には想像もしていなかった程の難易度となったダンジョン攻略。終わってみればおじさんが異世界で培った他者との繋がりを意識させるものになったような
翠との連携がなければ積んでいた場面は散々に有ったし、会ったばかりのオートムやシャリオンとも友好を結べた。お祓いを依頼する相手としてアリシアも居る

第一話にて、日本に帰還したばかりの頃は「一人プレイだった」なんて言っていたけど、このような光景を見るにおじさんの言葉はどうにも信じられない
だからおじさんが彼女らとの繋がりを何らかの理由で記憶消去しているのではないかと疑ってしまうが果たして……


異世界ではおじさんによる快進撃が続く状況、対して現代ではおじさんが遂にあの真実を理解してしまったのか…
いや、作中で言及されているように第一話で知った筈の真実なのだけど、改めてSEGA狂いのおじさんに突きつけられる事で面白さが倍々になっているね
というか、SEGAがハード事業から撤退した事実を認められないが為に詭弁の限りを尽くすおじさんの姿は笑わずに居られない

それだけに、あの流れでメガドライブミニを知った事はおじさんにとって救いになったんだろうなぁ、なんてどうでも良い点も理解できてしまうが(笑)