タカツテムの徒然雑記

主にアニメや漫画・ライトノベルの感想を投稿するブログとなっています。

戦国妖狐 #4感想

#4迅火と人間

一つ一つなら取るに足らないものであっても積み重なれば大きな何かを変えるものとなる
たまが考える親切作戦はそういう類。迅火はそれを戯言と受け取るけれど、迅火とて一つ一つの中に居るし、迅火がした行為が大きな何かを変える事もある。そう感じられる回だったかな

今回の闇退治は結局トドメを奪われてしまうし、親切が広まったかも判らない
でも少年の母親は助かり、恨み言を吐いていた少年含め礼まで言われた
迅火が人質を見捨てなかったという一つがまるで親切のように人の心に作用した例と言えるね

灼岩は改造され多くの人を殺してしまったが、それで全てが悪い人生になったと思わず、たまや迅火達に出会える人生に変わったと思っている
一つの思い込みが灼岩の人生そのものを変えようとしている
だとすれば雷堂と迅火の果たし合いも違った見方が出来るのかな

雷堂が持つ人間の強さは迅火を圧倒する。それに合わせようとすれば半端者の迅火では敵う筈もなく
人間ではなく闇として力を振るえば勝ちを拾える、命を拾える
雷堂への敗戦という一つが、雷堂に見逃されたという一つが迅火に大きな成長を齎したように思えたよ