タカツテムの徒然雑記

主にアニメや漫画・ライトノベルの感想を投稿するブログとなっています。

戦国妖狐 #7感想

#7火岩と芍薬

原作を読んだ時は大層衝撃を受けたものだけどアニメはその衝撃を更に2倍3倍にしてくれたね…
人と闇、両方の素質を持つ灼岩が新たな命を守る為に見せた決死の行動には命の強さが極限まで詰まっているから途轍もない衝撃を皆に与えてくれる
でもそんな彼女が笑顔で逝ったという事実が何よりも涙を誘う……

灼岩は人でありながら闇の素質も持つから魔剣を我が物としようとする真介に火岩としてアドバイスしながら、芍薬として真介との未来に懸想する事も出来る
でも、混じり合っているから完全な個とも言えなくて、存在からして曖昧な部分が有った。それが二人の名を赤子に継がせる事で芍薬も火岩も実在したのだと感じられるようになったね

なら灼岩にとって生まれてくる赤子は己の存在に寄り添うもので
多くの命を奪ってしまった己だから、罪なき命が生まれるのを守りたい。そもそも灼岩なら事情抜きに守っただろうけど
だから彼女の喪失にはきっと哀しみはなくて、それでも身代わりかのように生まれ出た命を前に語れる事なんて有るわけがなくて
命の強さを何にも増して感じ取れた素晴らしきEPでしたよ…