タカツテムの徒然雑記

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白聖女と黒牧師(13) 感想

セシリアの事情や心に踏み込むと決めてからのローレンは潔さに磨きがかかったね。セシリアを聖女と扱い一歩引いていた頃が嘘のようだ
それでも恋愛面に関しては超が付く程に鈍感なままだから、その辺のあやふやさが面白い事にもなっているのだけど

そうした状況でのカミラ達の来訪は良い意味でローレンを刺激するものになったような
セシリアだけを相手にしている時のローレンはしっかりしなくてはと気を張っている状態
でも旧友であるカミラ達を前にすれば普通の青年っぽさが顔を出す。カミラ達を交えた状態でセシリアと触れ合えばこれまでに無い彼の素顔が出てくるようになる

それがローレン大好きなセシリアを翻弄するものになっているのだから、二人の様子にはついニヤニヤさせられてしまう

何時にない雰囲気の中でセシリアの大切さを認識したローレンが抱いたセシリアにもう一歩踏み込む勇気
まさか彼が自主的に彼女を「セシリアさん」と呼ぶだなんてね
最終的に辿り着いて欲しい関係を思えばまだまだ小さな一歩。それでも聖女と牧師である二人にとって大きな意味を持つ一歩であるように思えたよ