タカツテムの徒然雑記

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怪獣8号 第1話感想

第1話怪獣になった男

原作既読
ラスト以外を見れば怪獣解体をしながら防衛隊員を目指す話に思えるし、ラストだけなら『進撃の巨人』の如く巨大な力を持つ者同士の戦いを描く話に思える
まだ本作は肚の内側を見せていない。それ故に評価も難しいけど、基礎部が手堅い為に期待を持てる作品になっているね

ミナと約束した頃のカフカは少年漫画のヒーロー然としているが今は清掃作業員。必要とされない仕事という話ではないが、ミナのしている事に比べれば隔絶を覚えてしまう。耐えるには諦めたのだと自分を納得させるしかない
その姿は中途半端、防衛隊を今目指しているレノには腹の内を誤魔化している人間に見える

でも面倒見の良さや怪獣から逃げず立ち向かう姿勢はレノの印象を変えるものだね
そこには隠し事の無いカフカ人間性が現れている。そのような人間が防衛隊員になれないとか許される筈がなく。また、カフカの為に戻ってきたレノとて同様

今は本物の防衛隊に守られる彼らだけど、意志を取り戻したならここから始まるのはヒーロー道の筈
…なのに怪獣退治を目指すカフカが怪獣になってしまうオチ。深刻な状況なのに、コミカルな作風だから悲惨さは感じないね(笑)
あのような身体になったカフカがミナの隣で戦える日は来るのかな?