タカツテムの徒然雑記

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逃げ上手の若君 第八回感想

第八回かくれんぼ戦争

時行はまた新たな必殺技を取得したのか。それがどのような技かは明かされなかったけど、今回描かれたものを見るとそのヒントの片鱗が在るような…?
援軍は来ているけれど、メインは大人と子供の戦い。本来は力量差でまともな勝負になる筈は無い。けれど、対するは子供だという認識が瘴奸達に大人と大人の勝負で生ずる筈がない意識を生んでいるね

攻めようとした瘴奸達への伏兵の張り方は容赦がなく命を喰らってくる。けれど、瘴奸とて容赦ない。氷地帯を通る為に人の道を作り出す
ここには悪党の戦い方が存在するね。武士団のように名乗りを上げて戦うのではなく、命の取り合いとして相手を殺す為なら何をしても良い不文律
そして瘴奸こそ命の取り合いに最も秀でた存在かな

そんな悪党と切り合える狐次郎や亜也子は素晴らしいけれど、瘴奸が子供は殺さず奴隷にするというこだわりがある為に死なずに済んだ面もある。それは時行も同じ。瘴奸が生け捕りなど考えず時行を殺す事に全力であればあの一対一は成立しない
だとしたら、時行が子供であり非力な点が状況打開の必殺技に通じるような気もしてしまうが…

鬼の心で仏の刀、類稀なる外道・瘴奸を前にして憤り成敗しようとする時行は仏像を背にした点も合わさってまるで彼自身が鬼とも仏とも見分けがつかない存在になったかのように感じられたよ
仏など居ないと刀を振り下ろした瘴奸を返り討ちにした時行の面は鬼か仏か。それが明かされるだろう次回が楽しみですよ