タカツテムの徒然雑記

主にアニメや漫画・ライトノベルの感想を投稿するブログとなっています。

恋文と13歳の女優 4 感想

前巻ラストにて顔をチラ見せした実乃梨は果たしてどのような人物かと思いきや、ちょい予想と外してきた人物だったなぁ(笑)
文乃と会って早々に煽り始めるなんてライバルというより厄介さんの印象が強いのに、すぐに文乃にやり込められる様は2人の力関係が如実に現れている
その意味では文乃にとって実乃梨は厄介な人物とは成り得ない。彼女への対応に苦慮するのは一色となるわけだ

初対面時にまるでラブコメみたいな接触をするものだから、何かしらフラグでも起きたのかと思わせるけど、あれは単純に文乃に心配されたから照れた成分の方がまだ強いのかな?
でもその姿は文乃にしたら、余計な心配を抱かずに居られない光景で

文乃の牽制が逆に実乃梨の厄介度を上げていく。すると一色の苦労が増える。「羽賀あやのガチ勢 過激派」とはよく言ったものですよ(笑)


普段から続く文乃の過度な接触、加えて実乃梨による嫌味は確実に一色を追い詰めるもの
その環境は一色に文乃依存かのような発言をさせるけど、そういった言葉を喜んでしまう文乃は良くも悪くも子供なのだなと思ってしまう
けど、一色としては文乃を支えたいという真摯な想いも普通に持ち合わせているわけで。ドツボにはまるような遣り取りが一色に正しい判断をさせなくさせる

そのように考えると過度な接触となってしまった17話のアレはどう捉えたら良いのだろうね…
文乃としてはハラハラするようなトラブルの直後に一色から触れて貰えて大満足
でも、一色はどうにかして文乃との何もかもを仕事の範疇に収めようとしている
2人の想いは擦れ違っている…というより擦れ違っているのが望ましい関係で
だとしたら、その擦れ違いを越えようとする文乃は果たして正しいと言えるのかな?

こうしてあやふやな要素が増えてくるとそれぞれの歩む道が気になってくるね
文乃が自らの中で想いを醸成する中、あやのガチ勢である実乃梨との交流が増えた点は一色にとってどのような意味を持つのかな?
また、文乃の為に新しい仕事を取ろうとする一色の行動は正しい意味で文乃に届くのだろうか?


そういや、文乃のクラスがやってたお化け屋敷、本格的過ぎやしないかい……?
小道具が凝ってるはまだ判るとして、一度目と二度目で小道具の配置が違うってどこまで本気なの……!?