タカツテムの徒然雑記

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ボールパークでつかまえて!(11) 感想

球場に集う人々の人情や心温まる交流の数々が描かれる本作、そのノリは今巻も健在だね

モーターサンズの選手は既に相当数登場した認識で居たけど、この巻でも更なる選手が登場したね
君津や上利根は必ず先発になるような選手ではない。けど、こういった二番手三番手を担う選手がいるからこそ、人が集まる大きな球団が形作られたのだろうと思えるよ

代打の神様と評される上利根は面白い人物だね。
代打に立ったのに更に代打を出されて活躍できず。でも周囲の慰めを他所に本人は腐らずポジティブに捉えているし、むしろ珍しく先発を取れた際には代打の自分を想像して試合に挑むのは面白い


村田は忘れがちだけど出世しているようで。遂に新入社員の面倒を見る程に
村田の周囲は彼の影響で野球好きが増えているけど、平井はむしろ真逆のタイプか。知らないけど嫌いではなく、知っているから嫌いとなると彼女を野球好きにするのは難しそうな
流石にルリ子やほたるが心配しているような事態にはならない、よね…?

ていうか、村田はルリ子のサインを勝手に考えるくらいには彼女の事が大好きなんだから、いい加減に関係を進展させなさいと言いたくなるね


今巻で最も印象的だったエピソードは130話かな
応援番組らしく選手のギャップに迫る質問、ここに他の選手はバラエティ向けの良い回答をしているのに対し、一宮だけ全く異なるコメントをしていたね

126話にて27歳なのに一人外食したこと無いなんて見方によってはしょうもないエピソードが紹介された時は彼の経験の少なさを笑ってしまっただけに「俺にギャップは…ありません…」という言葉は重く響いたな
才能も余裕も無いから他の事に向けられるキャパシティが少ない。でもそのギリギリな姿勢が子供の目標に成れるのではないかと考える彼は立派だね
……彼のコメントに意味不明な返しをして空気をぶっ壊したみどりは良かったのか悪かったのか(笑)