前巻ラストにて鮮烈な登場を果たした不思議ちゃん、想定以上に不思議ちゃんでしたね……
いきなりのラブレターが驚きなら、いきなりの結婚要求やら子供の人数予告はもはやドン引きですよ……
こうした驚きに対して、一色の胸中を占めるのは文乃や自身に有害な案件となるかどうか。その様は社会人として全う
対して文乃が悩むのはいわゆる恋敵が現れた現状、そして妃水衣はあんな簡単に手紙を送れるし返答も貰えるのに、最近の自分は手紙の遣り取りが途絶えている点
文乃は一色に窺い知れない理由で鬱々としている。ここで誤魔化しに徹せず、すぐに事情説明へと移ったのは良い点
ただ、これって見方を変えれば文乃をこれっぽっちも恋愛対象と意識していないから、こうしたラブレターの対応を明かせるし任せられる面はあるんだろうな
そうした業務的な対応が余計に文乃をモヤモヤさせてしまうと…
いわば面倒事の対応の一部が文乃に任された形。自然と妃水衣との接触が増える。そうして突き付けられるのは一色への好意や関心を隠さない純情な恋する少女の姿、文乃が決して採る事の出来ない姿
文乃とて一色へのアピールは欠かさず行っているけど、そこには明確な一線があるね。クリスマスという特別な時期を前にしても二人は色恋としてクリスマスを語れない。文乃は母と過ごす家族の時間として、一色はリスケ時のフォローとして
だからか、クリスマスを問題なく過ごせた筈でも少々の不満足を覚えてしまうと…
なら、妃水衣の告白は文乃の心中にどのような影響を生じさせてしまうのだろうね……
一色としては親ぐるみの謝罪によって妃水衣の件は決着が付いた形。けど、文乃はそんなこと知らない
勿論文乃としてはあんな告白でどうにかなるとは思わないだろうけど、自分が一色との恋愛的な距離を詰められない間に他の女性がアプローチを掛ける現実的な脅威を目にしたという話になる
今は表沙汰に出来ないツーショットを純粋に喜べる関係性を築けている。しかし、その関係はいつまで続くのか、それを改めて考えさせる一件となったような
あと、これで妃水衣は一色を諦めると捉えて良いのだろうか?それとも運命を信じる彼女はまだアプローチしてくる?
あとあと、この告白騒動を実乃梨が知ったらまた面倒な喚き方をしそうな予感…
