タカツテムの徒然雑記

主にアニメや漫画・ライトノベルの感想を投稿するブログとなっています。

くらいあの子としたいこと 3 感想

本作は学級委員をしている蓮と透子の触れ合いを描いているから必然的にこれまでの舞台は学校が多かった
けど、透子の兄である勇人の登場により家庭での透子も描かれるようになったのは物語の広がりを感じるね

一方で勇人は第一印象に反して、まあまあ普通に喋るタイプだった点は驚き。てっきり透子みたいにコミュニケーションが難しいタイプかと…
ただ、それは真生の影響が強いのかな?だとしたら、透子も蓮の影響で更に喋るようになるのだろうか?


学外のイベントと言えば、校外学習エピソードも収録。学校とは異なる場所だから透子や蓮も異なる雰囲気になる。特に透子は水着で人前に出るのはあまり気が進まなかったようで

それへ蓮が透子の水着姿を見たい、という欲求より彼女を心配する思い遣りで会いに行く流れは良いね
だから透子の恐れに対して不器用ながらに「大丈夫っ」と言えるし、それに透子は応えられる

対して、透子は透子で人の善すぎる蓮を心配しているのだから、この二人って相性が良いなぁと思えてしまう
蓮は透子の見てない部分を見ている。透子は蓮の見てない部分を見ている
それを町田が俯瞰的に纏め、透子に発破をかければ何か進展するかと思いきや、ここで過剰な反応を示さないのが透子だよなぁとも思えるね

でも、透子の反応が淡白であるのは彼女の中での変化がゆっくりである証でも有るのかもね
蓮とは変わらずに独特の空気感で会話を続けられるし、自分が蓮の影響で自分を変えようとしているとの自覚も有る。また、部活よりも学級委員活動の尊さも理解している

あともうひと押しが有れば、二人の関係の意味合いは変わるのではないかと思えるけど、それはちょっとした程度の指摘では難しいわけで
勇人に二人の関係が目撃された点は今後様々な展開を呼び込みそうな気がするよ